2022年度 総会・月例会
2022年5月月例会
2022年5月吉日
東京理科大学数学教育研究会会員 各位
会長 伊 藤 稔
2022年5月 月例会のご案内
若葉の候,いかがお過ごしでしょうか.さて,理数研5月月例会は,オンラインミーティングシステムZoom(インターネット接続必須)を使用し,下記の通り行います.奮ってご参加下さい.
記
日時: 2022年 5月14日(土) 14:00~16:00
参加方法: オンラインミーティングシステムZoomを使用.
メーリングリストでミーティングIDとパスワードを配信.
内容:
① 数学B「統計的な推測」から紐解く数学Ⅰ「仮説検定の考え方」の授業開発
西大和学園中学校・高等学校/大和大学 光永 文彦
概要:
2022 年度より施行された現行の高等学校学習指導要領では,約30年ぶりに数学 B「統計的な推測」単元「仮説検定」が復活し,数学Ⅰに「仮説検定の考え方」が新設された.特に「仮説検定の考え方」においては,「具体的な事象における仮説検定の考え方を理解すること」とされ,主張の妥当性について,実験などを通して判断したり,批判的に考察することできるようになることを求めている.ここでいう「妥当性」とは,数学Bで学習する二項分布を基にした実験を行い,結果の相対度数の分布を提示した上でその結果が起こりやすいかいなかの判断の基準として,実験結果の平均値から標準偏差いくつ分離れているのかという判断のための「客観性」であり,これにより「無作為性だけでは判断できる可能性が限りなく低いこと」から「起こりえないこと」としての判断の根拠を指している.本発表では,昨年度実施した「統計的な推測」の授業を踏まえ,「仮説検定の考え方」の授業について検討していく.
② 学校設定科目によるデータサイエンス教育の展望(仮題)
雲雀丘学園中学校・高等学校 林 宏樹
概要:
2020年度よりデータサイエンス教育を全校生徒に実装するカリキュラム開発校として,文部科学省のスーパーサイエンスハイスクールに兵庫県立姫路西高等学校が採択された.データサイエンス教育を行い,データサイエンスを基盤とした課題研究を実施した内容を中心に理数探究基礎についても触れていく.
(勤務の関係で到着が遅くなる可能性あり)
事務局からのお知らせ:
月例会に参加するには,メーリングリストで配信されるZoomのミーティングIDとパスワードが必要になります.メーリングリスト登録をされていない方は下記メールアドレスまでご連絡ください.お手数をお掛け致しますが,どうかご協力をお願いします.
【メールアドレス】 risuken◎smetus.sakura.ne.jp(◎はアットマークに)